FEATURE 03特集
鬼は、いるのか。鬼に、なるのか。
能がえがいた、鬼と異形の六百年
地獄の獄卒も、節分で豆をぶつけられる的も、嫉妬のはてに蛇となった女も、ひとしく「鬼」と呼ばれます。姿も、由来も、ばらばらです。
この特集では、能に現れる鬼や異形を手がかりに、「鬼とは何か」をもう一度ほどきます。鬼は外から来るのか、それとも人の内から生まれるのか。
この特集の見取り図
- 構成
- 序 ・ 第1回 ・ 第2回
- 軸
- 外(境界) と 内(変化)
- 対象
- 14 曲
あらすじの紹介からは始めません。言葉と問いから入り、確かめられる事実・研究上の解釈・本サイトの考えを分けて書きます。
QUESTIONS
この特集の見方
カテゴリーではなく、鬼をほどくための切り口です
ORIGIN語源
日本語の「おに」は「隠(見えないもの)」に、漢字の「鬼」は中国の「死者の霊」に由来します。別々の観念が、一つの漢字の上で出会いました。
KAMI鬼と神
「鬼神」はもと「鬼と神」を一対で扱う語でした。恐ろしいものほど祀られる。鬼と神は、はじめから対立項ではありません。
LAYERS三つの層
物語上の存在/舞台の面・装束/後世の分類。般若の面をかけていても、物語の上では「鬼という種族」とは限りません。
OUTSIDE外
第1回。中央や秩序の外に置かれた存在が、どこに現れ、誰にどう語られたのか。境界と、繰り返される討伐をたどります。
INSIDE内
第2回。人が自分の内側から蛇や生霊や鬼女へ変わるとき、その感情にどんな姿が与えられたのか。変化と面をたどります。
外にいる鬼と、内から現れる鬼。最後に、その二つは「誰が、誰を鬼と呼ぶのか」という一つの問いで出会います。
CONTENTS
序・第1回・第2回
序で言葉と問いを渡し、第1回は外(境界)、第2回は内(変化)を見ます
演目名をクリックすると、その曲の登場人物・土地・原典・物語構造のページへ移ります。
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